耳鳴り
- 疲れてくるとキンキンと高い音がずっと聞こえる
- ズ~ンとした重い音が耳の奥で鳴っている
- 電話や日常会話にも不便が出る
- お薬でもなかなか変わらない
- 耳そのものには問題が無いと言われてしまった
耳鳴りは静かな場所にいても、その人にしか聞こえない不快な音が聞こえてしまう状態を指します。そして西洋医学では原因の特定が困難とされているお悩みです。ステロイドやビタミン12の使用が主流な処方ですが、実はこれらで耳鳴りが消失する明確なエビデンスはとられておらず、経験的に使用が続けられているのが現状になります。では、もう手段は残されていないのでしょうか?東洋医学に視点を移して見ていきましょう。
東洋医学からみた耳鳴り
急性的要因(ストレス、過度な飲酒、カフェイン、医師の指示を仰がない薬の服用)では肝、年齢に比例する老化に伴うものは腎の変動とされています。肝の変動による耳鳴りは比較的とれやすいのですが、腎の影響によるものは人体の生理的影響なので確立50%と言ったところです。更に肝性、腎性を問わずに発症から時間が経てば経つほど変化に乏しいのが特徴です、早期発見、早期施術が原則になります。そして最新の研究論文では耳鳴りは難聴も併せているケースが90%にも上ることから、脳が聞こえなくなった音(高音、中音、低音)を補うために過剰に反応し、本来は拾わないレベルの微細な音域まで感知しているケースも存在します。そうなると頭に存在するツボも用いて脳を鎮静化させてあげるのも大切です。
どのくらいのペースで通うんですか?
耳鳴りが出現したばかりですと週1回を1か月、慢性的に患っているケース最低3か月から長期的な通院が必要になります(個人差がありますのであくまで目安です)。抱えている期間と比例して、かかる期間も長くなるお悩みです。根気よく続けること、普段の習慣の見直しも含めた体質の改善も含めて、ご自身によるセルフケアも大切になります。