腱鞘炎・ばね指
- 指がいたくて曲がらない
- がんばって曲げてもバネの様に戻る
- 湿布やいたみ止めで凌いでいる
- 最後は手術しかないと言われてしまった
- 動きが悪いので細かい作業にも困る
腱鞘とは付着し筋肉の収縮に合わせて骨を牽引し、関節を動かす繊維を指します。腱は周りを腱鞘と呼ばれる膜で覆われており、この膜の部分に傷、炎症が起こる状態を腱鞘炎、この状態が悪化し腱鞘が腫れあがり腱に引っかかる状態をばね指と呼びます。基本的には安静にて炎症が退くのを待ちますが、慢性化すると炎症は退きにくくなり、ないし腫れあがった部分を切除するのが対処法になります。ですがこれは一般的なお話です。WHO(世界保健機構)にも認められた東洋医学的な対処法をご紹介します。
東洋医学からみた腱鞘炎・ばね指
腱鞘炎・ばね指に限らず、東洋医学では上肢(肩~手)は五臓でいうところの肺の司りとなります。実際にご来院されたケースを見るに喘息、タバコを吸う、風邪を引きやすい、頭痛がする、肩凝りがあるetc……などの不調も併発されていることが多々あります。こうなるといくら筋肉を調整しても直ぐにもとに戻ってしまうので効率的でなく、五臓の乱れは自然回復力にも影響するので炎症が退き辛い要因にもなり得ます。まずは回復しやすい環境を体に作ってあげるのが大切です。
どのくらいのペースで通うんですか?
発症早期や軽度の場合は週1回を一か月程度で終わる場合が多いです(個人差がありますのであくまで目安です)。ですが、重症化ないし長期間の放置が見受けられる場合3か月ほど時間を要するケースも存在します。先ずは実際にお体を拝見させていただいた上で最適なプランを提案させていただきたいと思います。